日本各地での1ヶ月間の会社の導入研修を終えて、家に帰ってきました。
研修の中に工場実習があったんですね。まぁ実習といっても袋詰めしたり不備のある商品を除いたりみたいな実務はなく、ほぼ見学みたいなもんだったんだけど、ありました。
同じ作業を日がな一日繰り返している機械なんかを見ていると、僕は機械じゃなくて人間に生まれてきてよかったなぁ、ととても安堵しました。
僕が法律を作れたら、極刑を死刑ではなく「容器に包装紙を巻く機械になって余生を過ごす刑」みたいなのにするなぁ、という感想を持った次第です。
ところで、工場研修の中で5Sという概念を習ったんですね。整理、整頓、清掃、清潔、習慣化。全部の頭文字がSだから5S。
この共通の頭文字をくくって言葉にするのってなんなんでしょうね。
経営学の理論でも5Pとか3Cとか、なんか括るのありきで理論考えてるんじゃなかろうか!って大学時代はよく思ってました。
特に5PのPlaceが流通という意味合いだって習ったときには、無理くりですやんって思ったことを今でも覚えてます。
発案者のドヤ顔が浮かぶようで腹立たしいし、できることなら「そんなにうまくねぇからな?」って対面で放言してやりたかったです。
とはいえ、分かりやすいは分かりやすいですよね。ばらっばらにまとめられてたら、「もっと分かりやすく理論にしろよ!仕事しろ!」って僕は恐らく引くくらいブチ切れてたと思うので、発案者には感謝しています。
脱線しました。
5Sですね。これ工場ってすごくて、本当にいらない物がなくて、いる物はどこに何個あるか管理されてて、感動しました。
これは我が部屋でも実践するしかないな、と鼻息荒く帰宅し、昨日と今日で頑張ってたわけです。
5S最初のSは「整理」で、これは「いる物といらない物を分けて、いらない物は捨てる」って意味合いなんですが、まずこれから取りかかりました。
昔のプリクラとか手紙とか出てきて胸がギュイーンとしたり、卒業アルバムを開いて昔好きだった子を見てにやにやしてたら小1時間経ってたりしながら作業をすると、僕の部屋は8割いらないものだったことがわかりました。
いる物が2割ということで、2割というのはなかなか凄くて、打率が2割切ると1軍は厳しいですから、僕の部屋はほぼ2軍な状態で長年あったということになります。
いざ整理をしてみると、かなり部屋がスッキリして気分も向上し、未来への希望に満ちるしお肌のキメは細かくなって化粧乗りはよくなるし、いいことだらけでした。
今ちょうどGWだし。意外といらない物に囲まれた人生を送っている人は多いと思うので、整理してみるのもいいかと思います。
ばいばーい。