2012年7月17日火曜日

ちょうどいい感じ



最近むっちゃ暑いですね。みなさん生きてますか。


僕はあまりの暑さに昨日の深夜に目が覚め、寝汗かきまくりもがきまくりながらも睡魔にも襲われて寝たんですが、翌朝起きてみると流れ出た寝汗は海となって大地を覆い、やがて生命が生まれ、いつしか文明が興り、最後は争いの果てに世界は潰えてしまっていました。途中から僕は嘘をつきましたね。


ところで最近のように暑くなってくると、やつらがやってくる。


「蚊」である。


僕はやつの羽音が大嫌いで、どれくらい嫌いかというと「わたしって◯◯な人じゃん?」って自称する輩ぐらい嫌いだ。


小学生の時から蚊を滅亡させる方法を考えるだけに夏休みを費やしたほど憎んでいたのだが、最近やや寛容になったのか、蚊に対して感謝すべきこともあると思い至った。


あの姿形に生まれてきてありがとう、という感謝である。


たとえば、カナブンみたいなのが腕にくっついてちゅーちゅーし出すなんてことになったら発狂する自信があるし、想像してるだけで今若干気持ち悪い。


だからまぁ羽音がうるせぇとか、気づかないうちに刺しやがってとか、言いたいことは色々あるだろうけど、ひとまずはあの姿形、あのサイズに生まれてきてくれたことには感謝すべきじゃないかと思う。


ゴキブリとかも、なかなか存在感を発揮しているあのサイズがベストじゃないかと思う。


部屋の押入れを開けて、押入れサイズのゴキブリが潜んでたら僕はその場で自害を試みるかもしれない。


このように、大きいのはもちろん気持ち悪いんだけど、小さければいいかっていうとそんなこともない。


あいつが3ミリくらいだったとして、たしかにインパクトは薄れるかもしれないけど、飛んできて目に入ったとしたらもう眼球の交換を申請する事態だと思う。


人間もサイズの相場みたいのがあって、そこから異常に逸脱してると短命だったりする。


仰天ニュースみたいのでやっていた異常に小さな女性も寿命は長くないということだったし、逆に3メートル近い男性も同様だという。


ものすごく太ってる人も、逆にものすごくがりがりな人も寿命は短いんじゃないかと思う。


このことに思いを馳せたとき、これは何者かに消されているな、と僕は直感した。


たぶんすげーでかい人間だけの世界とかどっかにあって、仰天高身長人間はそこから何故かやってきてしまったので、「サイズ取り締まり委員会」(通称:STI)に消されてるんだと思う。


だから実はものすごいでっかい、ベッドの下一面を一匹で占領しているような巨大ゴキブリもたまにいて、それを見てしまう人もいるんだけど、その人が気絶してる間にSTIが迅速に処理して、見てしまった人は記憶がぼんやりして次第に忘れてしまうんですね。


なんとなく物事のサイズの相場が保たれているのは、STIの活躍によるもの。


たまにSTI側の怠慢で「こんくらいならいいか、めんどくせぇしな」ってなったような人類がNBAのシャックとか、K-1のシュルツなんですね。


まぁ何が言いたかったかというと、何かのサイズとか姿形で精神的ダメージを被った時は、「でもSTIがいなかったらもっと大変なことになってたんだな、ありがとうSTI」と思ってください。


ばいばーい。



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