2014年7月24日木曜日

付き合ってから冷められることが多い人は、付き合ってからモテる努力をやめてしまうからだ

昨年から人生初の一人暮らしをスタートさせたわけですけど。


なかなか順調にきていて、料理に洗濯、掃除に炊飯と一人暮らしに必須と言われている要素をみるみるうちに身につけまして、「家事の申し子」「アンタッチャブル・アイロンマシーン」などと異名をとるまでになっていました。


しかし、順調な生活は長くは続かず。


ついにと言うべきか、やはりと言うべきか、奴が現れたのです。


「一匹みたら百匹いると思え」という、人を絶望に落とす目的で考案したとしか思えない格言が残るあの虫です。


仕事から帰って部屋に帰ると、視界の隅でカサカサと動く黒い物体を発見してしまいました。


案の定、やつでした。


わたくし、未だかつてこれほどはないというほど取り乱してしまい、「ぎゃっぼー!」「うひゃれれられつはうじゃららじゅじゃ!!!」などと言いながら退治しました。


そこで気づいたのですが、実家で暮らしているときも奴は時たま出たのですが、これほど取り乱すことはなかったなと。


この違いは何かと考えると、ひとえに「自分よりビビッてる人がいるか否か」というところに行き着くのでは、という考えに至りました。


実家でやつを退治するシチュエーションといえば、「奴が出た!助けて!」と家族に言われて出陣するケースがほぼ100%でした。


そういう場合だと、「俺がしっかりしなきゃこの家は終わる」という心理が働くのか、意外と冷静に駆除できたんですね。


カナブンとかもね、本当は嫌いなんですけど、女の子が近くにいてキャーキャー言ってる時は男らしく対処しますもんね。


見栄ですね。


そういえば、僕がボーリングで人生最高点を出した時って、高校の時にクラスの可愛い子と同じレーンでやってたときなんですよね。


もう見栄でしかないですね。もっと言うとモテたさでしかないですね。


誰にモテたいとかじゃなくて、もう「モテ」という概念ですね。概念に魂を売ってる感じです。


「モテ」が原動力のときが一番モチベーション続く気がします。


歴史上名前を残している人も、「モテ」に突き動かされてたんだと思うんですよ。


徳川家5代将軍の綱吉。犬好き男子がモテることをわかってたんでしょうね。モテるための手段として、生類憐れみの令を出ました。


電話を発明したベルさん。きっといい声をされてたんでしょうね。「声さえ届けばモテる」という確信があったんでしょう。その手段として電話を作っちゃった。


すごいですね。モテたい欲求が人類を進歩させてきたと言っても過言ではないかもしれません。


動機は「モテたい」だったかもしれないけど、結局頑張るわけですから、その頑張りを見て惚れてくれる女性もいるわけですよ。好循環。


その辺、あだち充のH2っていうマンガがもろに書いてます。


主人公二人、モテたいから頑張ってるだけですからね。

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