超有名な「7つの習慣」。
1年くらい前に買ったのが、読み進められなくてそのままになってしまっていた。
続けられなかった一因として、書いてあることに対して具体的にイメージが湧かないことが多かったことがあるかなと思う。
ということで、読書メモ的に記録を残しながら読んだらいけるんじゃなかろうか、という趣旨でのチャレンジ。
スティーブン・R・コヴィー
キングベアー出版
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サブタイトルの「人格主義の回復」でいきなり「人格主義」という耳慣れない言葉が入る。
「人格主義」の反対語が「個性主義」。
「個性主義」は捨てて、「人格主義」で人格を磨こうというのが大きな主張になる。
「個性的」とか、「個性がある」は褒め言葉みたいに感じるけど、ここでの「個性」は若干違う。
人に良い印象を与えるテクニックとか、人を思い通りに操るテクニックなど、人間関係や自己PRのテクニックで円滑な人間関係を構築することが成功をもたらすという考え方を「個性主義」と呼んでいる。
一方の「人格主義」は、誠意、謙虚、忍耐、勇気、正義…といった人間の内面の要素が成功をもたらすとしている。
個性主義はテクニックなので身につけるのは簡単だけど表面的。
人格主義は内面なので、身につけるのに時間がかかる。
なんでもそうだけど、すぐ身につくものはすぐ消えるし、時間をかけて身につけたものはずっと自分の中に残るもんだよね。
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| わずかな時間で力をつけた花道はそれが失われるのもまた早い… |
昔バスケ部で死ぬほどゴール下やったり毎日死ぬほど走ったり、習慣として反復をすることによってたしかに力がついた。
ヒットしたビジネス書の知識をにわか披露してしらけられるビジネスマンの話とか聞くと、自分の血肉にするには時間をかけて消化しないといけないのは納得。
そんな人格主義の考え方に立って、人格を磨いていくためのガイドが本書ということになる。


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