「和牛」の好きな漫才ネタで、彼女が彼氏の家を訪問してハンバーグを手作りするというのがある。
彼氏役の水田さんが元プロの料理人なので、彼女の料理の進め方ににねちねちとケチをつけ続けるのだが、序盤、彼女がスーパーで買ってきた材料を見て「ナツメグないね。肉の臭み消すのにナツメグあったほうがいいと思うけど。」というくだりがある。
その後も、料理をするのに髪をくくらない彼女に対して、髪の毛が中に入ってしまうと注意する際に「ただでさえナツメグ入らないのに髪の毛は入る」とか、「愛情入れなくていいからナツメグ入れてほしかった」とか、やたらナツメグが出てくる。
自分でハンバーグを作るときはナツメグを入れたことはなかったので、そんなに違うのか試してみることにした。
<内容>
ナツメグなし・ナツメグありのハンバーグをそれぞれ作り、味の違いを検証する。
<前提>
・つなぎはナツメグの他はパン粉のみ。
・タネにはひき肉のほかに炒めた玉ねぎ。味付けは塩のみ。
・フライパンで蒸し焼きにする。
できたタネ
タネの時点では大した違いはなし。
これを、同じフライパンで蒸し焼きにする。
完成形。
若干表面が焦げた。やっぱり特に見分けはつかず。
味の違いがわかりやすいように、ソースなどつけずにそれぞれ食べて検証した。
<結果>
たしかに違った!ナツメグなしのあとにナツメグありを食べると、ナツメグありの方は豚肉の脂っこさがなくなっている印象。
ナツメグなしも美味しいけど、ナツメグありを食べると少しくどい、しつこい感じがあった。
<考察>
ナツメグは「肉の臭みを消す」という触れ込みだったが、臭みというよりは脂のしつこさを中和してくれるような気がした。
ナツメグなしは、脂のしつこさは感じるが、肉喰ってるぜ感はこちらのほうが強いので、お肉大好きマンであればむしろ入れないほうが良いかもしれない。肉の質によるのかもしれないけど。
使う機会を逸して若干時間が経ってしまった肉を使うんであれば、ナツメグを使うと少しはマシになるかもしれない。
結局、好みに応じてナツメグを使う・使わないは判断したら良さそう。和牛の漫才の彼女は、彼氏にガッツリ肉を味わってほしかったのかもしれない。それかめちゃくちゃいい肉だったか。和牛だけに。
2018年12月1日土曜日
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